■中国新聞の記事から  

 「われながら名演」 バイロイト音楽祭で指揮 大植さん帰国会見(2005/08/30付)

 広島市佐伯区出身で、東洋人で初めてドイツのバイロイト音楽祭でタクトを振った大阪フィルハーモニー交響楽団音楽監督の大植英次さん(47)が29日、ドイツから帰国し、大阪市内で記者会見した。

 この日、関西国際空港に到着したばかりの大植さんは「満足できる音楽会ができたと思う。われながら(最後の)6回目は名演だった」と、興奮冷めやらぬ様子で語った。

 同音楽祭は1867年、数々の歌劇作品で有名な作曲家ワーグナーが自らの歌劇を上演するためにバイロイトに劇場を建設し、始まった。今年は7月25日から約1カ月間開かれ、大植さんは歌劇「トリスタンとイゾルデ」を計6回指揮した。

 「今回、20回ぐらいオペラをやったような気分」と、緊張しながらも密度の高い経験だったことを強調。「演奏会の数を減らしても、クオリティーの高いものを目指したい」。次に同音楽祭で指揮するのは2008年で、同じ曲になる予定だという。

【写真説明】バイロイト音楽祭で初めて指揮した感想を語る大植さん(大阪市内のホテル)